眼瞼下垂症とは、視力などに問題がなく、先天的理由や後天的理由(眼筋疾患・加齢・コンタクトレンズ装用等)により、
視界が制限され、無意識に眉毛を拳上して瞼を開こうとするため、眉毛の位置があがり、おでこにしわがよります。また、それでも視野がせまい場合には顎を拳上するため、眼精疲労や頭痛、肩こりを併発することがあります。
上眼瞼には、目を開けるための
何らかの理由で眼瞼挙筋と瞼板の付着部分である
挙筋前転法は、伸びたり縮んだりした挙筋腱膜を瞼板に再固定する手術で、眼瞼挙筋や挙筋腱膜を切らず付随する筋肉も傷つけないため健康的かつ生理的な改善ができるといわれています。
眼瞼挙筋の筋力が残っている先天性眼瞼下垂症や後天性眼瞼下垂症に用います。
挙筋短縮法は、伸びきってしまった眼瞼挙筋や挙筋腱膜を切って短くし、瞼板に
眼瞼挙筋が全く機能していない先天性眼瞼下垂症の場合、眼瞼挙筋の代わりに、太ももの筋膜を採取して移植します。
眼瞼下垂症手術では、個人差がありますが、ダウンタイム(※)は1~3ヶ月程度かかります。
術後7~10日で抜糸をしますが、手術方法によっては14日になることもございます。
※手術前の生活を取り戻せるまでの時間のこと。
ある日急にまぶたが下がった場合には脳梗塞、脳動脈瘤や糖尿病などによる動眼神経麻痺などが疑われますのでCTやMRIでの頭蓋内の検査や血液検査を要します。