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外傷、やけど、きずあと

外傷、やけど

転倒や交通事故、やけどなどによって皮膚や粘膜、皮下組織に傷ができることを外傷といいます。外傷の治療は、皮膚がダメージを受けた範囲や深さによって異なります。
切り傷などの外傷は縫合することがありますが、ある程度時間が経過した外傷は、感染などのリスクが上がり行うことができません。その場合は軟膏による処置などを行って傷を小さくしていくため、治癒まで時間がかかることがあります。

適切な治療を行なって、より早期に治癒させることで、きずあとを綺麗に治すことが期待できます。

治療法
やけどの治療方法は重症度によって大きく異なります。軽度のやけどであれば、痛みや炎症を抑える塗り薬などが使用されますが、皮膚の再生が期待できないような重度のやけどでは、ダメージをうけた皮膚を切除したり、皮膚を移植するなどといった外科的な治療が必要となります。また、やけどの皮膚はバリア機能が失われ細菌感染を起こしやすくなるため、感染のコントロールが大切です。

きずあと

外傷、やけどなどの傷の部分がきれいに治癒せず、赤みを帯び皮膚が盛り上がってくることがあります。赤く盛り上がったきずあとは肥厚性瘢痕やケロイドといいます。

肥厚性瘢痕とケロイドは見た目はよく似ていますが、発症の仕方や経過が異なり違う疾患です。
肥厚性瘢痕は傷が深かったり、感染を起こしたりして創治癒までに時間がかかると生じることがあります。

ケロイドは体質が関与していると考えられており、傷口の範囲を超えて広がっていくのが特徴です。痛みやかゆみを伴ったり、広範囲に広がると皮膚の引きつれを感じることもあります。

治療法
ステロイド含有テープやステロイドの局所注射、抗アレルギー薬の内服、テープなどによる圧迫療法などがあります。
手術による切除を行うこともありますが、ケロイドの場合は放射線療法の併用となることが一般的です。

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