美容点滴は、美容成分を直接血管に注入する施術で、美容効果や疲労回復効果が期待できます。
美肌・美白効果が期待できる点滴で、主成分はグルタチオンです。グルタチオンは肌のメラニン色素を排出し、肌のターンオーバーを正常に戻す作用があります。紫外線に当たっている方や肌の悩みを抱えている方におすすめです。
グルタチオンは、人の身体の細胞で合成されるトリペプチドとして3つのアミノ酸(グルタミン、グリシン、システイン)で構成され、美白・美肌作用の美容以外にも、体のデトックス、また、外的要因から受ける刺激からの保護、疲労回復、肝機能改善、生活習慣病予防、抗アレルギーなど、健康面において身体の内側から美容と健康をサポートする成分とも言われています。また、老化の原因と言われる活性酸素を抑制する抗酸化作用が高いため、肌の老化対策にもなります。体内で作られるグルタチオンは20代をピークに減少していくため、アンチエイジングにも有効と言われています。
強力な抗酸化作用を示す成分で、紫外線や加齢に伴う活性酸素の増加、老化を防止し、メラニン色素生成の抑制など、美しく透明感のある肌をキープします。
グルタチオンは体内で作られる成分なので副作用の心配はほとんど無いと言われています。ただ、どんな物でも個人差があり、ごくまれに、発疹、腹部の不快感、発疹、吐き気、頭痛などがあります。
白玉点滴は2週間に1回程度のスパンで注入し、ある程度効果が実感できてきたら、月に1回程度の施術が一般的です。
「にんにく点滴」という名前ですが、にんにくが入っているわけではありません。にんにくの主成分であるアリナミン(ビタミンB1)を多く含んでいるため「にんにく点滴」と呼ばれています。
ビタミンB1には疲労物質である乳酸を分解する働きがあり、疲労回復効果が期待できます。そのほか、血行の改善や新陳代謝を高める作用があり、アルコールの分解にもビタミンBが活躍するため二日酔いの改善も可能です。また、シミやそばかすの原因となる「メラニン」の生成を抑制することで、美肌を目指すことができます。
点滴中はにんにくの臭いがします。これは、点滴中に含まれるビタミンB1に硫黄が含まれているからです。注射した成分が血液に注入され、鼻の粘膜に届くことでにんにく臭を感じます。臭いは感じますが、投与後に呼気や体臭からにんにくの匂いがすることはありません。
頻度はまれですが、嘔気、嘔吐、下痢、頭痛、発疹などが出現することがあります。
にんにく注射の施術は毎日受けても問題ありませんが、頻度には個人差があります。1~2週間に1回の施術が目安とされています。